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コラーゲンと酵素

コラーゲンと酵素につきましては、以前「コラーゲン分解酵素コラゲナーゼ」というタイトルで説明したことがありますが、今回は酵素についてもう少し解説してみます。

酵素を配合したサプリメントは数多く販売されています。

特に、システム販売ではかなりの市場があるようです。

なぜ多くの需要があるのかと言いますと、

酵素とは、生体の代謝全てに必要なものだからです。

ここで言う「代謝」とは、消化も含めています。

言い換えると、生体内での化学反応は酵素と言う触媒なしには起こらないのです。

とうことは、様々な酵素を配合したサプリメントを食べればマルチに健康に良いということになるのです。・・・が、

しかし、例えばコラゲナーゼを食べてコラーゲンの分解が促進されるでしょうか?

答えは「NO」です。

実は、酵素はタンパク質を基に作られています。

ですから、熱やpHによって変性してしまうのです。

強い酸性のペプシンという酵素が含まれた胃液で、まず分解されてしまいます。

何か「コラーゲンを食べてコラーゲンを補給」という話に似ていますね。

では、酵素サプリメントは健康に良くないのか?

これも、答えは「NO」と考えています。

酵素サプリメントには「発酵」させたものが多いのですが、発酵によって様々なペプチドやオリゴ糖が生成されます。

簡単に言えば、「お味噌や納豆が体に良い」のと同じようなものなのです。

また、漬物にも酵素が多く含まれています。

ということは・・・

「伝統的な日本の家庭食が健康には最適。」

ということになるのです。

朝、あたたかいご飯にお味噌汁、干物や卵焼、そしてお漬物に焼き海苔。

わたしの大好きな朝食です。

そして、お味噌汁にコラーゲンペプチドを混ぜれば完璧だと思うのですが、

いかがでしょうか?

2012/12/13


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