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ホモシステインとビタミンB群

コラーゲンの糖化(AGE化)が老化の大きな要因であることを以前説明しました。

これをさらに詳しく言うと、コラーゲン繊維が機能するために結びつく「架橋」の劣化が皮膚や骨や関節などの老化現象を引き起こすということになります。

下の図は、医薬品会社のエーザイが提供する骨粗鬆症のカテゴリーからコピーさせていただいたものです。

生活習慣病のリスク因子とコラーゲン架橋異常

※ LOX:リポキシゲナーゼ(酸化還元酵素)

この図では、糖尿病と老化を並べてコラーゲンの架橋異常を説明しています。

糖尿病についての説明は省きますが、加齢によってコラーゲンの代謝速度が遅くなり、糖化した架橋(架橋異常)が増えてくるのです。

そして糖化の原因のひとつに、ビタミンB群の減少によるホモシステインの増加があります。

ホモシステインの増加がコラーゲンの架橋異常を増やすということです。


 ホモシステインとは?

では、ホモシステインとはどんな物質なのでしょうか?

ホモシステインとは、たんぱく質の代謝の過程でできるアミノ酸の一種です。

ホモシステインは、血液中に堆積して動脈硬化を引き起こすため、心筋梗塞などの心臓疾患や脳卒中を招く危険因子と考えられています。

通常、ホモシステインは肝臓でメチオニンというアミノ酸に変換されます。

この変換に必要となるのが葉酸ビタミンB6、そしてビタミンB12なのです。

これらのビタミンが不足するとホモシステインからメチオニンへの変換が滞るため、ホモシステインが過剰になってしまいます。

不足する要因のひとつは「加齢」、そして女性では「閉経」です。

ということは、老化を抑制し健康に生活するには、葉酸・ビタミンB6・B12を補給することが大切になります。

野菜や海草類を毎日バランスよく食べれば良いのですが、できればサプリメントでの補給もおすすめします。

そして、コラーゲンペプチドの継続もお忘れなく。

2012/12/22

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