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消化と吸収

消化と吸収については、たぶん中学校で初めて学んだと思います。

たんぱく質は、胃酸で消化されて小腸でアミノ酸として吸収される。

炭水化物は、最初に唾液で消化され小腸ではブドウ糖として吸収される。

脂質は?

脂質の消化吸収までになると、もう覚えていない人も多いと思います。

脂質は、小腸で胆汁酸により消化されグリセロールと脂肪酸となり吸収されます。

ここで、多くの人が観念的に「食べたものが全部消化される」と思い込んでいます。

人間の体は、実験の試験管のようには働きません。

食べ物が、全部消化され尽くして吸収されるなんてことはないのです。

アミノ酸やブドウ糖などの栄養素まで分解されたもの、最後まで分解されずに残った様々な大きさのものが混在しているのです。

これが、もともとの環境ですから、小腸では混在したそれらのどれを吸収するのかしないのか、吸収するにしてもそのままではまずいので解毒して吸収するか、吸収した後で免疫系を反応させるか、など複雑な機能を持つことになったのです。

経口薬はもちろん、特定保健用食品などその効果を期待できるものは全て、この消化器の機能を利用しています。

特に特定保健用食品では、

アミノ酸に分解される手前のペプチド

ブドウ糖に分解される手前のオリゴ糖

これらが、小腸から吸収されることを利用して様々な機能を実現しています。

コラーゲンペプチドも全部がアミノ酸に分解されません。

食べたコラーゲンペプチドの一部は、ペプチドの状態でも吸収されるのです。

まだまだ、「コラーゲンはタンパク質でアミノ酸に分解されたら他のタンパク質と同じ」という間違った思い込みの方が多いようです。

しかし、

コラーゲンのアミノ酸組成は他のタンパク質とは違います。

コラーゲンはペプチドでも吸収されます。

今日はここまでです。

では、また。

2013/1/10

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