コラーゲンの種類
今回は、コラーゲンの種類について解説いたします。
サプリメントに使われている原料コラーゲンではなく、人体内のコラーゲンの種類についてです。
現在では、人体内のコラーゲンの種類は30種類以上あることがわかっています。
Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・・・・・のようにローマ数字で区別されています。
当店が販売するコラーゲンペプチドは、豚由来も魚由来も「Ⅰ型コラーゲン」を原料とするコラーゲンペプチドです。
Ⅰ型コラーゲンは、人体内のコラーゲンの中で最も多く存在するコラーゲンで、骨と皮膚の真皮に大量に含まれます。
骨では骨に弾力性を持たせ、真皮では皮膚の強さを生み出しています。
Ⅱ型コラーゲンは、主に軟骨に含まれるコラーゲンです。
鶏由来のⅡ型コラーゲンがサプリメントでも使われ、節々の健康をターゲットとしているのはそういうことです。
しかし、原料市場では、Ⅱ型コラーゲンはⅠ型の3~4倍の価格ですから販売価格を売れ筋価格にすると配合量はおのずと少なくなってしまいます。
高額な原因は、原料調達コストと製造コスト、そして需要量です。
少し話がそれましたが、コラーゲンを種類分けしているのは何でしょうか?
それは、主に「構造」の違いです。
大きくは、Ⅰ型コラーゲンのように2種類のアミノ酸鎖が3本縒り合って線維状となっているものと、線維を形成しないものに分かれます。
そして、アミノ酸鎖のアミノ酸の配列やアミノ酸鎖の結びつき方、分子のアミノ酸の構成などによって分類されています。
必要なところで必要な形に進化してきたのです。
Ⅲ型以降の詳細は省きますが、どの型でもコラーゲンを構成するアミノ酸の組成はほぼ同じなのです。
当店で、高額なⅡ型コラーゲンを取り扱っていないのはこのような事も調べた上でのことです。
今回は、人体内のコラーゲンの種類について解説しました。
2012/11/13